未婚者層の生命保険加入状況と生活保障意識

生命保険経営2007年9月号、「未婚者層の生命保険加入状況と生活保障意識(原 啓司)」が面白い。保険協会かなんかの人が生命保険に関するアンケート調査まとめ、考察したもの。抜粋。

  • やっぱり未婚率(生涯未婚率)はどんどん上がっている。男性の未婚率上昇が顕著だが、女性も10年前あたりと比較し倍くらいになっている。
  • 未婚者のほうが既婚者よりも全般に所得が低い(が、それほど決定的な差はない。もっと詳しく知る価値がありそう。)
  • 各種保障の主観的充足度(これはどの程度自分の生活がリスクから守られているか?ということか、)は、未婚者の方が満足度も不満足度も高い。
  • 保険に対するニーズ(正確には忘れた、なんて項目だっけ?)はいまだ既婚女性層が一番高い。
  • 未婚者の欲しい保障の一位は医療保険(各種第三分野)。
  • 保険未加入の理由、50%弱で「経済的な余裕がない」

そんで驚くべきは

  • 未婚者のうち、低所得層は死亡保険に入っていないが、所得が向上するにつけ加入率が上がる。未婚でかつ年間所得が500万以上の層は死亡保障加入率が85%~90%だかで、既婚者の加入率と変わらない。

これはたまげた。なんで独身なのに死亡保障に入るんじゃ。高額所得者ほど加入率が高いってのはどういう理屈なんだ。未婚者にとっては一種の親の老後保障のつもりなのか?(動機が想像できない。)未婚率、初子出産年齢、未婚者の所得分布は今後どういうメカニズムでどうなるのか、大まかでいいから仮説を立てていくことが大事かつ面白そうだ。