バファリン

人狼BBS人狼が襲撃対象を決めるとき、「今回の襲撃はバファリンでオットーにしよう」等と話し合われることがある。バファリン襲撃とは、参加が困難になってきた村人を半分勝負を度外視して襲撃し、救済しようとすることらしい。つまりバファリンとはやさしさという意味。この表現はやさしさという意味を完全に含みつつ、かつ、この単語にそなわるどこか信用ならないうさんくささを完全に排除することに成功している。それにどことなく「や、やさしさなんて言葉を使うのが恥ずかしいわけじゃないんだからねっ!勘違いしないでよ!」というツンデレなニュアンスも加味されている。つまり驚くべきことにやさしさという言葉の上位互換として機能している。
オレはこの表現がすごい好きだ。そしてこの表現が「バファリンの半分はやさしさでできています」というキャッチコピーから生まれたことを考えると、このコピーがいかに優れているか改めてびっくりする。

キャッチコピーやネーミングは、こういう風に、製品たる固有名詞とみんなが慣れ親しんだ一般名詞をくくりつけることに尽きるのではないかという気がしてくる。